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コラム

消防と建築の専門家が考察する|南海トラフ巨大地震の歴史的教訓と消防法・建築基準法による実務対応|中部消防点検サービス株式会社 中部建築設備二級建築士事務所

南海トラフ巨大地震の歴史的教訓と消防法・建築基準法による実務対応|中部消防点検サービス株式会社 中部建築設備二級建築士事務所

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間点検・試験・調査・検査実績数 12,000物件以上 安心・安全信頼の【業界No.1】 部消防点検サービス株式会社 部建築設備二級建築士事務所


 目次

1. はじめに 南海トラフ巨大地震は「歴史上すでに繰り返されている」
2. 歴史的変遷から読み解く南海トラフ巨大地震の破壊力
3. 昭和東南海地震が示す「構造的弱点」と現代建築への警鐘
4. 消防法と建築基準法による「三位一体」の防災戦略
5. 中部地方4県(愛知県・岐阜県・三重県・静岡県)の地域別リスクと実務指針

6. 消防と建築の専門家が実施すべき「統合実務チェックリスト」
7. まとめ 歴史は「未来の設計図」である
8. 参考文献・出典元・引用元・参照先 一覧(一次情報リンク・信頼性担保資料)



定建築物定期調査・築設備定期検査・火設備定期検査・壁調査・災管理定期点検・火対象物定期点検・家発電設備負荷試験・結送水管耐圧試験・防設備保守点検の部建築設備二級建築士事務所 部消防点検サービス株式会社 愛知県 愛知 岐阜県 岐阜 三重県 三重 静岡県 静岡 AICHI GIFU MIE SHIZUOKA JAPAN


80年前の「隠された地震」から読み解く設備・建築防災の最前線


1. はじめに 南海トラフ巨大地震は「歴史上すでに繰り返されている」

南海トラフ巨大地震は、単なる将来の予測ではありません。日本の歴史において、およそ100年から150年の周期で確実に繰り返されてきた「既知の巨大災害」です。

特に、戦時下の情報統制により詳細が伏せられた1944年の昭和東南海地震は、現代の消防と建築の専門家が最も注目すべき教訓を秘めています。

本コラムでは、消防法と建築基準法の専門的視点から、過去の震災記録を科学的に分析し、中部地方4県愛知県・岐阜県・三重県・静岡県)における具体的な実務対応策を詳説します。


2. 歴史的変遷から読み解く南海トラフ巨大地震の破壊力

南海トラフ巨大地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界震源域とする※1連動型地震です。過去の主要な4地震を振り返ると、その被害規模の凄まじさが理解できます。

:※1 隣接する複数の震源域(断層)が、同時またはごく短い時間差で連鎖的に動く大規模な地震のことです。単独で発生する地震よりも規模が大きく、震源域が広範囲に及ぶため、巨大な津波や広域な激しい揺れを伴う危険性が高い。

南海トラフ巨大地震の歴史的推移と被害概況
 

西 暦

地震名称

推定マグニチュード(M)

主な被害地域

推定死者数

特徴と教訓

1707年

宝永地震

8.6

東海地方~四国地方

約5,000人

富士山大噴火を誘発した最大級の連動

1854年

安政東海地震

8.4

東海地方・関東地方

2,000人~3,000人

32時間後に安政南海地震が連続発生

1944年

昭和東南海地震

7.9

三重県・愛知県・静岡県

1,223人以上

戦時下の報道統制により「隠された地震

1946年

昭和南海地震

8.0

紀伊半島・四国地方

約1,330人

災害救助法制定の直接的な契機

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。
出典元内閣府:南海トラフ巨大地震対策地震調査研究推進本部



3. 昭和東南海地震が示す「構造的弱点」と現代建築への警鐘

1944年の昭和東南海地震では、特に静岡県浜松市三重県沿岸、愛知県沿岸の軍需工場が壊滅的な被害を受けました。当時の建物(建築物・防火対象物)倒壊原因を分析すると、驚くほど現代の「物流倉庫」や「大規模工場」のリスクと共通しています。

昭和期の軍需工場に見られた脆弱性

軟弱地盤への立地: 沿岸部や埋立地における液状化現象。
大スパン構造の歪み: 柱の間隔が広く、横揺れに対する耐力壁が不足。
重量機械の集中荷重: 設備機器の固定が不十分で、地震時に凶器化。

歴史的被害要因と現代建築・設備へのフィードバック

被害要因

当時の状況

現代建築への示唆と対策

根拠法令

軟弱地盤

地盤改良の概念欠如

液状化判定と杭基礎の最適化

建築基準法第38条

柱・耐力壁不足

木造大空間の強度不足

保有水平耐力計算の徹底

建築基準法施行令第81条

重量機械の慣性

機械の移動による柱の破壊

設備アンカー固定の強化

昭和55年建告第1791号

二次災害

火災による延焼拡大

防火区画の確実な施工

建築基準法第26条

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。


4. 消防法と建築基準法による「三位一体」の防災戦略

巨大地震対策において、ソフト(運用)とハード(建築・設備)の融合は不可欠です。

建築基準法構造耐力の確保と防火区画
建築基準法第20条では、地震力に対する構造耐力の確保が義務付けられています。特に中部地方4県のような大規模工場が集積する地域では、建築基準法施行令第112条に基づく「防火区画」の維持が、地震後の火災延焼を防ぐ生命線となります。

消防法消防用設備等の信頼性維持
消防法第8条の「防火管理」及び、消防法施行令第36条に基づく「消防用設備等」の設置・点検・試験は、発災直後の初動を左右します。特に感震ブレーカーの設置や、スプリンクラー設備の耐震支持は、消防設備士が最も留意すべき点です。

消防法と建築基準法の交差点(消防設備士・建築士用比較)

項 目

建築基準法(ハード)

消防法(ソフト・設備)

相乗効果

避難路

避難階段・排煙設備(第126条)

誘導灯・非常放送設備(法第17条)

確実な人命救助

防 火

防火戸・防火シャッター

自動火災報知設備

早期発見と延焼防止

電 源

予備電源(非常照明設備用)

非常電源(専ら消防用設備等用)

停電時の機能維持

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。
参考資料国土交通省:建築基準法関連総務省消防庁:消防法関連

地震発生時の「消防用設備等の作動不能」を防ぐための高度実務

消防と建築の専門家が教える盲点 地震の揺れによる消防用設備等の『二次故障』

南海トラフ巨大地震のような長周期地震動が発生した場合、建物(建築物・防火対象物)自体が無事でも、内部の消防用設備等が「誤作動」又は「破損」するリスクがあります。

スプリンクラー設備の配管の「揺れによる破断」
建築基準法で規定される「エキスパンション・ジョイント(EXP.J)」部を跨ぐ配管に、適切なフレキシブル継手が設置されているか。これを怠ると、地震時に配管が引きちぎられ、火災が発生していないのに水損被害が生じます。

非常電源の「排気筒の脱落」
自家発電設備のエンジン本体は防振ゴムで守られていても、天井から吊り下げられた排気管(サイレンサー)が激しい揺れで脱落し、窒素酸化物が室内に充満して自家発電設備が停止する事例が過去の震災で報告されています。

防火シャッターの「レール歪み」
地震による構造体の歪みで、ガイドレールが数ミリ変形しただけで、火災時にシャッターが自重降下しなくなります。防火設備定期検査においては、この「レールの垂直度」をシビアに検査することが、企業の命運を分けます。

点検・試験・調査・検査時の「専門的視点」の違い

点検・試験・調査・検査項目

一般的な保守点検の視点

消防と建築の専門的視点

根拠となる高度な基準

連結送水管

漏水の有無の確認

配管支持金具(吊りボルト)の耐震強度計算

消防庁告示第3号(耐震支持)

防火ダンパー

作動するかどうかの確認

ダンパー周辺の壁体の「熱橋」と隙間の有無

建築基準法施行令第112条

自家発電設備

無負荷での始動確認

燃料配管の耐震フレキと30%以上の負荷試験

総務省消防庁告示・保全基準

外壁調査(タイル)

浮き・剥離の有無

地震時の層間変位による「ひび割れ誘発」予測

建築基準法第12条(定点観測)

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。


5. 中部地方4県(愛知県・岐阜県・三重県・静岡県)の地域別リスクと実務指針

部消防点検サービス株式会社 部建築設備二級建築士事務所営業エリアである中部地方4県は、南海トラフ巨大地震において最も激しい揺れと津波が予想される地域です。

中部地方4県 各都市の想定リスクと重点対策事項

県 名

主な対象地域(一部抜粋)

想定震度

主なリスク

専門家が取るべき対策

愛知県

名古屋市・豊田市・一宮市・春日井市・岡崎市・豊橋市など

6強~7

都市火災・液状化

防火区画貫通部処理の再確認

静岡県

浜松市・磐田市・袋井市・湖西市など

津波・工場倒壊

設備アンカーの強度計算見直し

三重県

津市・四日市市・桑名市・鈴鹿市など

6強~7

コンビナート火災

危険物施設の耐震補強

岐阜県

岐阜市・大垣市・各務原市・羽島市・可児市・多治見市など

6弱~6強

内陸直下型・木造密集地域

感震ブレーカーの普及促進

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。
愛知県愛西市、阿久比町、あま市から、静岡県磐田市、袋井市に至るまで、地域ごとに地盤特性が異なります。特に名古屋市港区弥富市飛島村などの沿岸部は、※2長周期地震動による高層ビルの揺れや津波浸水対策が急務です。

:※2 巨大地震により発生する、周期(揺れが1往復する時間)が長い(数秒〜20秒程度)のゆっくりとした大きな揺れです。遠くまで伝わりやすく、高層ビルや大型構造物と共振して長時間大きく揺れ続けるため、家具の移動・転倒やエレベーター停止などの大きな被害をもたらす恐れがあります。

中部地方4県 地域別詳細リスクデータ

県 名

主な対象自治体

地盤特性と主要リスク

重点点検項目(消防・建築)

適用すべき主な条例と指針

愛知県

名古屋市・弥富市・飛島村

ゼロメートル地帯・液状化

防火区画の沈下対策・自家発電設備・蓄電池設備の浸水防止

愛知県建築基準条例(第6条等)

愛知県

豊田市・春日井市・岡崎市・一宮市

内陸直下揺れ・木造密集地域

感震ブレーカー・避難経路の転倒防止

愛知県耐震改修促進計画

岐阜県

岐阜市・大垣市・多治見市

濃尾平野の堆積層・長周期振動

高層物のエレベーター閉じ込め対策

岐阜県地震防災基本条例

三重県

四日市市・津市・鈴鹿市

コンビナート・大規模工場

危険物施設の防油堤・連結送水管耐圧試験

三重県地震対策推進条例

静岡県

浜松市・磐田市・袋井市

海溝至近・最大級の津波

防火シャッターの自重降下・垂直避難路

静岡県地震防災条例(TOUKAI-0)

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。

中部地方4県 主要自治体別 防災レジリエンス・実務指針表

県 名

対象主要自治体

地盤と地域特性

最新の防災ソリューション

専門家のアドバイス・ヒント

愛知県

名古屋市、豊田市、一宮市、春日井市、岡崎市、豊橋市、愛西市、弥富市、あま市、飛島村

濃尾平野の軟弱地盤、ゼロメートル地帯、大規模製造拠点

液状化に伴う防火区画の不等沈下対策、津波避難ビルへの非常電源上部移設

「津波浸水域では、自家発電設備の燃料タンクを地上に設置すると浮力で流される恐れがあります。固定の再確認を!」

岐阜県

岐阜市、大垣市、各務原市、多治見市、可児市、土岐市、羽島市、瑞穂市、笠松町、岐南町

木曽三川の堆積層、内陸直下型地震、木造密集地域

感震ブレーカーの全戸導入、避難路となる特定道路沿い建築物の耐震診断

「内陸部では長周期地震動の影響でエレベーターのワイヤー振れが発生しやすいです。リスタート機能の確認を。」

三重県

津市、四日市市、桑名市、鈴鹿市、蟹江町(隣接)、木曽岬町

コンビナート、沿岸部工場地帯、断層密集地

危険物貯蔵所の防油堤クラック補修、連結送水管耐圧試験(10年経過確認)

「四日市市周辺の工場では、配管のフレキシブル継手の有効長が不足している例が多いです。変位量の再計算を!」

静岡県

浜松市、湖西市、磐田市、袋井市

海溝至近、最大級の揺れと津波、PIF(重要インフラ)

防火シャッターの危害防止装置の高度化、耐震アンカーの引抜耐力試験

「浜松周辺は風も強く、外壁タイルの剥離が二次災害を招きます。赤外線調査だけでなく打診調査を併用下さい。」

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。

中部地方4県 自治体別防災実務詳細データ

県 名

自治体

地盤リスク特性

重点点検と調査推奨項目

消防と建築の専門家の本音(ここだけの話)

愛知県

名古屋市

ゼロメートル地帯・液状化

浸水防止板・自家発電設備のかさ上げ

ハザードマップギリギリの建築物ほど、地下の消火ポンプ室が危ない。

愛知県

一宮市

濃尾平野の堆積層(揺れ増幅)

防火シャッターのレール歪み確認

繊維工場の跡地利用物件は、床の不陸がシャッター動作を阻害しがち。

岐阜県

岐阜市

長周期地震動(高層物件)

エレベーター閉じ込め防止装置

内陸だからと安心しているオーナーが多いが、揺れの継続時間は長い。

三重県

四日市市

コンビナート周辺(爆発・延焼)

連結送水管耐圧試験・配管支持

海沿いの塩害で、連結送水管の蓋が固着しているケースが多すぎる。

静岡県

浜松市

海溝至近(巨大津波・強震)

垂直避難路の防火設備・外壁タイル

津波避難ビル指定を受けていても、防火戸が重くて開かないようでは無意味。

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。

消防と建築の専門家が解く「ダブルスタンダード」の呪縛とワンストップの真価

実務現場において、消防設備士は「消防法」を、建築士は「建築基準法」を金科玉条としますが、ここに恐ろしい「落とし穴」が存在します。これが消防と建築のダブルスタンダード(二重基準)です。

例えば、防火戸・防火シャッターの一つをとっても、消防法では「延焼防止」の観点で点検されますが、建築基準法では「避難経路の確保」として検査されます。現場では、消防設備保守点検で合格していても、防火設備定期検査で「枠の歪み」を指摘され、是正に多額の費用がかかるケースが後を絶ちません。

当事務所は、この二つの法律を「防災エンジニア(専門の技術者)」の視点で一元化最新の防災フロンティスト(開拓者)として、両法規の交差点を熟知したワンストップ(一元化)診断を行います。これにより、オーナー様や管理組合様、管理会社様のコスト最適化しつつ、南海トラフ巨大地震という未曾有の危機に対し、真の防災レジリエンス(回復力)提供することが可能です。


6. 消防と建築の専門家が実施すべき「統合実務チェックリスト」

消防と建築の専門家として、現場で即座に活用できるチェックリストを提示します。

設備・建築統合防災実務チェックリスト

カテゴリ

チェック項目

法的根拠と規格

実施状況

建築構造

新耐震基準(1981年6月1日以降)への適合

建築基準法第20条

防火設備

防火戸・防火シャッターの危害防止装置と連動確認

建築基準法施行令第112条

消防用設備等

消火ポンプ室の耐震支持・防振継手

消防庁告示第3号

避難誘導

津波避難ビルへの垂直避難ルート確保

地方自治体条例

BCP(事業継続計画)

自家発電設備の燃料確保(72時間)

消防法第14条(危険物)

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。

実務者の声とケーススタディ

消防と建築の専門家からのワンポイントアドバイス

私たちが現場で目にする最大の盲点は「過去の改修履歴の不明瞭さ」です。
特に愛知県内の築40年を超える工場では、消防用設備等は更新されていても、建築構造(防火区画)が古いままになっている「ちぐはぐな状態」が散見されます。

ケーススタディ愛知県一宮市 大規模倉庫の事例(2024年調査)

消防設備保守点検では「異常なし」でしたが、建築設備定期検査にて「防火シャッターの降下位置にラックが常設されている」ことが判明しました。
これはソフト(運用)の問題ですが、発災時には防火区画が機能せず、レジリエンス(回復力)がゼロになる致命的な欠陥です。消防と建築、両方の視点を持つことが、真の防災ソリューション(解決・解答・提案)です。

技術者・実務者のためのチェックシート

チェック項目

具体的な確認内容

判 定

消防と建築の専門家のアドバイス

構造と耐震

2000年以前の建築物で「接合部」の補強は済んでいるか?

壁の量だけでなく、金物での緊結が命運を分けます。

防災設備

EXP.J(エキスパンション・ジョイント)を跨ぐ配管の接続具合は大丈夫か?

ここが折れると、火災より先に水損で建築物が死にます。

非常電源

蓄電池設備の周囲に「転倒防止」の隙間が確保されているか?

重い蓄電池設備こそ、地震で数センチ動くだけで配線が断線します。

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。


7. まとめ 歴史は「未来の設計図」である

80年前、昭和東南海地震の教訓は戦争という時代の波に飲み込まれ、十分な対策に活かされることはありませんでした。しかし、現代には積み上げられた学術的知見、そして消防法と建築基準法という強固な法的枠組みがあります。

南海トラフ巨大地震は「起きるか?起きないか?」ではなく、「いつ起きるか!」のフェーズにあります。私たち建築士・消防設備士、そして防災関係者に課せられた使命は、過去の失敗を繰り返さないことです。

当事務所は、愛知県・岐阜県・三重県・静岡県中部地方4県において、法適合性実効性両立させた最高水準点検・試験・調査・検査・改修・工事防災ソリューション(解決・解答・提案)を提供し続けます。

作成日:2026年3月17日
部消防点検サービス株式会社
部建築設備二級建築士事務所
代表取締役 久野 正則

※注 : Google品質(E-E-A-T:経験・専門性・権威性・信頼性)とGoogleのガイドラインに準拠(Compliant)した、エンゲージメント(Engagement:結びつき・強い信頼関係)とベネフィット(利益・有益)を考慮したコラム内容となっています。

消防と建築の専門家が答えるFAQ よくある質問と最新防災回答

質問(Q)

回答(A)

消防と建築の専門家のポイント

南海トラフ巨大地震に備え、まず何をすべきですか?

建築基準法第12条に基づく定期報告と、消防法第17条の点検・試験結果を「統合して」分析することです。

点検を「作業」ではなく「診断」として捉える防災エンジニア(技術の専門家)の視点。

旧耐震基準の建築物ですが、改修は必須ですか?

必須ではありませんが、中部地方4県は条例により耐震診断・改修の努力義務や補助金制度が充実しています。

(愛知県・岐阜県・三重県・静岡県)の最新条例に基づいた具体的提案。

自家発電設備負荷試験は本当に必要ですか?

はい。2018年の消防庁告示改正により、無負荷運転のみでは堆積したカーボンによる始動不能リスクが排除できません。

消防法改正の背景を知る防災エヴァンジェリスト(伝道者)としての発信。

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。


8. 参考文献・出典元・引用元・参照先 一覧(一次情報リンク・信頼性担保資料)

情報の正確性を期するため、最新の法規に基づいた以下の公的機関の資料(エビデンスリンク)を参照しております。

内閣府防災担当南海トラフ巨大地震対策に関する最新資料
総務省消防庁消防白書および消防統計
国土交通省建築基準法制度概要
気象庁南海トラフ地震関連情報
e-Gov(法律)消防法建築基準法災害救助法
総務省消防庁消防法消防法施行令国土交通省建築基準法建築基準法施行令内閣府防災担当内閣府防災情報のページ地震調査研究推進本部災害対策基本法気象庁総務省厚生労働省e-Gov(法律)等各省庁各種法令
愛知県耐震改修促進計画岐阜県地震防災基本条例三重県地震対策推進条例静岡県地震防災条例TOUKAI-0
愛知県防災局三重県防災対策部静岡県危機管理部岐阜県防災課公表資料
愛知県岐阜県三重県静岡県 各防災計画(令和5年度版)
愛知県岐阜県三重県静岡県 各県建築部局公表資料(2024年度版)


補足コラム ハード面の対策(中部地方4県『愛知県・岐阜県・三重県・静岡県』ならこの工法がおすすめ)

「被災後の補修・改修選び」を鑑みて

【保存版】中部地方4県の巨大地震に勝つ! 耐震・制震・免震の選び方

将来必ず来るとされる南海トラフ巨大地震愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の各県は、南海トラフ巨大地震の「防災対策推進地域」や「津波避難対策特別強化地域」に指定されています。愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の被害を少しでも軽減出来る対策を論じたいと思います。従来建築物・防火対象物の『耐震』だけでなく、避難所機能を維持できる『制震・免震』への要求が高まることが予測されます。そこで、改めて各構造の違いを整理します。

南海トラフ巨大地震 地震から命を守る前提条件! 建築物・防火対象物・避難ビル等に求められる構造性能(耐震・制震・免震)


耐震構造の特徴

壁や柱を強化したり、補強材を入れたりする事で建物自体の堅さと強さで地震に抗(あらが)います。
コストに応じて耐震箇所を設定できるので予算を抑えることができる。
建物の揺れ他の構造に比べて大きい
地震の規模が大きくなると、などが損傷する恐れもあります。

制震構造の特徴

◎建物内に配置した制震部材ダンパーなど、振動を軽減するもの)で地震のエネルギーを吸収します
耐震構造に比べて地震時の揺れを抑えられる
地震の規模が大きくなっても損傷を抑えられる


免震構造の特徴

◎建物と地面のあいだに免震部材積層ゴムダンパー)を設置する事で、建物が受ける地震のエネルギーを吸収し、地面から建物を絶縁します。
耐震制震と比べて、建物の揺れをもっとも抑えられるので、上層階の揺れが大きいビルタワーマンション採用されやすい
コストが比較的高いので、大規模な住宅で採用される傾向があります。
建物内部の揺れが少ないので、落下物などによる二次災害が起こりにくいです

◎「免震構造」は、建物と基礎の間に、積層ゴムをはじめとする「絶縁」部材を入れた免震層を設け、地震による水平動が直接建物に伝わらないようにした構造を 言います。地震によって地盤が早く激しく揺れても、建物は地盤の揺れに追随せずゆっくり動くために地盤から地震力を受けず、建物はほとんど損傷を受けません
免震構造を採用することにより、非免震の場合に比べ地震時の揺れ変形が大幅に低減しています。応答加速度1/5程度となっており、十分な免震効果が確認できます。


耐震構造の揺れ

建物が丈夫でも、地震のエネルギーが建物内部に伝わり、2階、3階と階が上がるほど揺れの幅が大きくなります。低層住宅では揺れに対する影響は少ないですが、何十階建のタワーマンションでは大きく揺れてしまう可能性もあります。

制震構造の揺れ

耐震構造の揺れに対して、上の階に行くほど揺れが抑えられます。

免震構造の揺れ

地面の揺れが直接伝わらないため、建物の揺れは地面の揺れよりも小さくなります。建物内部の揺れも軽減されて、体感する揺れは実際の3分の1から5分の1程度に感じることもあるようです。


地震対策構造(耐震・制震・免震)の比較一覧表

構造種別

特徴・仕組み

揺れ方の特徴(居住性)

建物へのダメージ・コスト

適した建物用途

耐震構造

・柱や壁を太く頑丈にし、補強材を入れて建物自体の「堅さ」で地震に耐える構造。

・最も一般的で普及している工法。

・地震のエネルギーが直接伝わるため、上層階ほど揺れ幅が増幅する。

・家具の転倒リスクが高い。

・大地震では柱・梁・壁にひび割れ等の損傷が生じる可能性がある。

・コストは3つの中で最も安価。

・戸建て住宅

 

・低層~中層マンション

・学校、一般ビル

制震構造

・建物内に「ダンパー(振動吸収装置)」を設置し、地震エネルギーを吸収する。

・耐震構造にプラスして採用されることが多い。

・耐震構造に比べ、揺れを20%~30%程度低減できるとされる。

・特に上層階の揺れを抑える効果がある。

・柱や梁の損傷を軽減できる。

・繰り返しの余震にも効果を発揮する。

・コストは中程度。

・高層ビル

・タワーマンション

・リノベーション(改修)

免震構造

・建物と基礎の間に「積層ゴム」等の免震装置を入れ、地面と建物を「絶縁」する。

・地面が揺れても建物はゆっくり動く。

・最も揺れを抑えられる(応答加速度は1/5程度)。

・激しい揺れでも室内では「船に乗っているような」ゆっくりした揺れになる。

・建物本体への損傷はほとんどない。

・室内での家具転倒や落下物による二次災害も防げる。

・コストは最も高い。

・超高層マンション

・病院、防災拠点

・精密機器工場

・美術館

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。

地震対策構造(耐震・制震・免震)のコスト・パフォーマンス比較表

構造種別

地震エネルギーへの対応

BCP(事業継続)能力

導入コスト(目安)

耐震構造

建物が耐える(耐力壁・筋交い)

低(大破時は使用不可のリスク)

標準(100%)

制震構造

エネルギーを吸収(ダンパー)

中(家具転倒を一定抑制)

+5%~+10%

免震構造

揺れを受け流す(積層ゴム)

高(即時の事業復旧が可能)

+15%~+25%

※図表は参考文献・参考資料・引用元・参照先よりオリジナルで作成しました。

 

ライセンス・引用について「この記事は、消防建築防災に携わる技術者専門家、研究、教育、報道目的の方々の参考資料として自由に引用・共有・サイテーションを頂けます出典元をご明記の上ご活用下さい)」


最近日本全国で大小様々な地震が起こっています。万が一の巨大地震にしっかり備えておきましょう
防災袋・防災リュック・防災バックローリングストック期限の入れ替え)をしっかりしておきましょう!
家具固定感震ブレーカー避難経路の確認有効です。
部消防点検サービス株式会社 部建築設備二級建築士事務所社会的使命は、起きてしまった火災地震被害最小限(災・災)に食い止める為に存在しています。



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日本は、4枚のプレート北米プレートユーラシアプレート太平洋プレートフィリピン海プレート重なる特殊な国です。

世界の活火山の約7割日本にあり、日本国内111山の活火山があります。(日本一高い山富士山活火山です)

地震の主な原因は、プレートの歪み沈み込み)によるものか、活火山の噴火火山灰の中にはガラス繊維などが含まれています)によるものが地震の主な原因とされています。

地震の種類には、大きく分けて「内陸型(直下型)」と「海溝型(プレート境界型)」があります。
内陸型地震は、地下20キロくらいまでの比較的浅い震源で起こります。内陸部にある岩盤(プレート)に大きな力が加わると、ひずみが蓄積されたり断層(ずれ)や割れが生じたりします。そして、あるタイミングで地表面近くの岩盤が破壊されると、局地的に激しく揺れる原因となります。
一方、海溝型地震は、海のプレートが陸のプレートの先端を引き込みながら沈むときにひずみがたまり、それが限界に達すると陸のプレートが一気に跳ね上がることが原因です。接するプレート面が広ければ広いほど、ずれて動く距離が長ければ長いほど地震の規模は大きくなります。

日本の面積世界全体の0.25%程度と言われています。しかし、日本で起きた地震の回数を計測してみると、それは世界全体の18.5%達するとも言われています。


日本は、世界でも稀にみる地震大国なのです。

最近では、阪神淡路大震災1995年1月17日・M7.3)や新潟県中越地震2004年10月23日・M6.8)、東日本大震災2011年3月11日・M9.0)、熊本大地震2016年4月16日・M7.3)、北海道胆振東部地震2018年9月6日・M6.7)、能登半島地震2024年1月1日・M7.6・震度7)が記憶新しいです。

南海トラフ巨大地震は、今後
30年以内に発生する可能性(マグニチュード(M)8~9クラス)について、以下の二つのモデルによる計算結果提示されました。
①「すべり量依存BPTモデル(Slip-Size Dependent BPT model)」による評価:60%~90%程度以上。 地震本部
②「BPTモデル(Brownian Passage Time model)」による評価:20%~50%地震本部
いずれの数値も従来の「約80%程度」という評価を変更するものではなく、「高い」可能性を維持しています。 地震本部
50年以内90%以上の確率で起きると言われています。

首都直下型地震(シン・関東大震災)は、30年以内約70%以上の確率で起きると言われています。

30年以内、50年以内というのは、もしかしたら明日かも?明後日かも?(そうだったのか!!池上彰の学べるニュース・テレビ朝日で、池上 彰氏が言っていました)知れません!

池上 彰氏Wikipedia(ウィキペディア)は、⇒こちら外部リンクをご参照ください。


建築物耐震構造・制震構造・免震構造を取り入れることで、震災を最小限に抑える可能性もあります。

巨大地震が発生した後には、建物の倒壊(建築・国土交通省土砂崩れインフラ設備の破損津波火災(消防・総務省消防庁液状化現象順番で襲って来ます。

もしかしたら、南海トラフ巨大地震首都直下型地震富士山の噴火同時大連動)に起こるかも!?知れません。実際320年前には、大連動が起きました。

地震後の津波の高さも、30メートルを超えて規格外の高さ・大きさ襲ってくるかも!?知れません。

日本では、まさか!備えて準備をしておく必要があります。

遇者経験から学び賢者歴史から学びます。

人間の脳1日と3/4といわれる様に、寝てしまう約75%忘れてしまいます。よく人間3日忘れてしまう風化してしまう)というのは、この考え方から来ていると思います。

人間の記憶力少しでも伸ばす為には、インプット3割 アウトプット7割にすると脳内に記憶が定着すると言われています。

地震(災害)は予期せぬ時に起こり、人の命財産を奪っていきます。人間が地震に対して抗うことが出来るとすると、定期的建築基準法第12条第1項定建築物定期調査壁調査建築基準法第12条第3築設備定期検査火設備定期検査災管理定期点検消防法第36条)・火対象物定期点検消防法第8条の2の2)・家発電設備負荷試験結送水管耐圧試験防設備保守点検消防法第17条3の3)・防設備改修工事消防法第17条の4)を行って、建物のメンテナンス怠らない事しか出来ません。

築物調査業界築設備検査業界防点検業界専門家として、ますます定建築物定期調査築設備定期検査火設備定期検査壁調査災管理定期点検火対象物定期点検家発電設備負荷試験結送水管耐圧試験防設備保守点検防設備改修工事防災活動の啓発をしていきます!

部建築設備二級建築士事務所 部消防点検サービス株式会社業界リーディングカンパニーとして作業の効率化安全性を重視して、最新式のデジタル機器導入最新の設備投資積極的に行って、消防法関連といえば部消防点検サービス株式会社建築基準法関連といえば部建築設備二級建築士事務所お客様から言ってもらえる様にE-E-A-T(「Experience(経験)」、「Expertise(専門性)」、「Authoritativeness(権威性)」、「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとった、Googleのウェブサイト品質評価基準)を担保した専門家として会社のブランド化を図って行きます。

部建築設備二級建築士事務所 部消防点検サービス株式会社は、コンプライアンス(法令・法律遵守)を原則として、安心・安全に努めて参ります。

一人でも多く部建築設備二級建築士事務所部消防点検サービス株式会社ファンが増える(エンゲージメントが高くなる)様に、定建築物定期調査築設備定期調査火設備定期検査壁調査災管理定期点検火対象物定期点検家発電設備負荷試験結送水管耐圧試験防設備保守点検防設備改修工事プロフェッショナルとして、業務に邁進して参ります。



部消防点検サービス株式会社 部建築設備二級建築士事務所  代表取締役 久野 正則消防建築専門家
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